【アニメ制作進行】4年目現役制作進行が教える楽しい事シンドイ事

アニメ

こんにちは!
さんさんです。

ネットで「アニメ制作進行」と検索すると『ブラックだ・・・』『〇〇の理由で辞めました・・・』『給料が少ない』といった、ネガティブな記事が多い気がします。
そこで! これから制作進行になりたい、アニメ制作に興味があるという方々に向けて
僕がアニメ業界の入ろうと思ったときに聞きたかった、制作進行を続けている側の目線で記事にしたいと思います。

結局アニメ業界って楽しいの?
シンドイだけじゃないの?
そんな疑問に対して僕はこう答えます。  メチャクチャ楽しい!
どうしてそう言い切れるのか、4年間のいろいろな経験から得た考えを伝えていければと思います。

制作進行の仕事内容は?

まず、制作進行について興味はあるけど実際何をしているのかわかんない!
という方のために簡単に説明します。

SHIROBAKOというアニメ作品を見れば大体わかります!

というのは冗談で、簡単に言うと30分アニメを1話作るうえで、絵を描く人、フィルムのクオリティーを管理する人、色を塗るひと、映像にする人、などざっくりですが作業分担をしています。
そういった各セクションの素材の橋渡し、スケジュール管理などが制作進行の主な業務になります。

自分にもできるんだろうか?何か特別なスキルは必要なんだろうか?絵は描けなきゃいけないの?
そんな疑問も出てくるかと思います。

結論を言うと、制作進行は

・人と会話ができれば誰でもできます。

・なるために特別なスキルも必要ありません。

・絵も描けなくで大丈夫です。

『アニメ業界に興味がある』『アニメの仕事がしたい』そんな方はとりあえず制作進行になってみてもいいのではないでしょうか?

ほかにも、『キルラキル』『リトルウィッチアカデミア』などを制作したトリガーのプロデューサーの舛本和也さんが書いている
こちらの本も制作進行についてかなりわかりやすく、読みやすく描かれているので興味のある方は是非読んでみてはいかがでしょうか?


ネット記事によくあるネガティブな話ってホント?

制作進行やってみたい!
でも、ネットで見る情報だとネガティブな意見ばかり・・・やっぱりほんとなの?

残念ながら、ウソではありません。

  • ・休みがない
    ・給料が少ない
    ・家に帰れない
    ・プライベートの時間がない

こういったことは、周りでも聞きますし僕自身も経験はあります。
ただ、ずっとその状態が続くのかというとそうではありません。
そういうときもあるし、そういうときしかない時もある。というだけのことです。
さらに、現在はどんどん環境が改善されている制作会社も多いので、ちゃんと会社を選べば
自分に合った環境の制作会社もきっと見つかると思います。

制作進行の仕事は気を遣おうと思えば一生タスクが減らない仕事なので、新人のうちは
『あれもこれもやらなくちゃ!』ってなってしまって一生会社に居続けるということがとても多いと思います。
僕も最初はそうでした。(その状態でも楽しんでましたが・・・)

その状況から抜け出せないうちにやめてしまう方は多いと思うので
アニメ業界でやりたいこと、目標などはある程度持ったうえで頑張りすぎないようにすれば
楽しくやっていけると思います。

制作会社のタイプは2種類!? 自分に合った環境を選べ!!

現在、アニメ制作会社はたくさんあります。
その中で2種類のタイプに分けてみました。

  1. 定時出社、定時退社タイプ
  2. 自由出社、自由退社タイプ

簡単に言うと、正社員個人事業主かということですね。
1のタイプは普通のサラリーマンと同じで、福利厚生のある会社で基本的に土日など休みがあり
給料として賃金をもらえるタイプ
2のタイプは業務委託契約により会社から依頼をうけてそれに応じた報酬をもらうというタイプ

詳しい内容やメリットデメリットは今回は割愛させていただきますが、僕は2のタイプで自由に
自分で時間管理をして仕事をしています。

1のタイプであれば、安定した給料をもらいながら定時出社定時退社なので自分の時間を作ることができます。
2のタイプでも毎月決まった報酬額で、仕事をうまくこなせば時間は無限に作ることができます。

業務委託?
なんか怪しい・・・
そう思う方もいるかもしれませんが、働き方は自由な時代なので時代にあったいい雇用形態ではないでしょうか。もちろん会社にはよりますが・・・

さらに!
正社員じゃなくても給料1.5か月分のボーナスが年2回もらえる会社もあるとかないとか・・・
アニメ業界で好きなことを好きなまま仕事にするために、自分に合った雇用形態、会社を
探してみましょう!

制作進行の楽しいこと、シンドイコト

制作進行は、アニメが好きでアニメに携わる仕事に興味のある方なら楽しく仕事をできると思います。
とはいえ、仕事である以上大変なこともあるので
制作進行をやっていて楽しいこと、シンドイコトをあげてみたいと思います。

  • 楽しいこと
    ・たくさんのセクションの方とやりとりするのでアニメの作り方がより具体的にわかるようになる
    ・業界の交流会などに参加すれば、趣味の合う人と仲良くなれる
    ・仲良くなった人たちと、プロクオリティーの自主制作アニメが作れるようになる
    ・作品のクレジットに自分の名前が載る
    アフレコに行ける(現在はコロナ禍で制作はアフレコに行けない場合があります)
    声優さんと仲良くなれる

などなど、ほかにも僕の場合は基本仕事をこなしていれば自由に動けるので素材の回収の
ついでにゆっくりランチしたり、回収の合間に温泉で一休み
無理をしすぎないことはホントに大事です。
仲良くなった業界の人たちと、休日はレンタカーでプチ旅行に行ったり何かにつけて家で集まって夜どうし遊ぶ
ということもあったりします。

  • シンドイコト
    ・たくさんのセクションの人とやり取りするため、タスクが増えて管理が大変
    ・気を使いすぎてすべてを完璧にやろうとするときりがない
    仕事はいくらでも湧いてくる
    ・スケジュールに追われるため順調に進んでいないときは忙しい
    ・基本橋渡し役なので、各セクションのクレームはまず自分にくる

など、制作進行は管理職のようなものなのでタスクの管理と各セクションの橋渡しがうまくできないとどんどんシンドくなってしまいます。

ここで!4年制作進行を経験して得た僕のタスクがたまった時、仕事が追い付かない時の対処法を教えます!

タスクがたまった時に陥りがちな『早くすべてに対応しなきゃ』という思考ですが
この考えはあまりよくありません。
というのも、すべてを一気に終わらそうとしても一人の人間の許容量、作業量には限界があるので
急にいろいろ考えすぎてパニックになって、結局何から手を付ければいいのか考えているうちに時間が過ぎてしまいがちです。

そんな時は、優先順位をつけて一つずつ確実にタスクを減らしましょう

これだけです。
タスクたまっているように見えても、集中して一つづつ確実に終わらせていけば
意外にやり切った後、意外と時間がたっていなかったりすることがあります。
この現象を僕界隈では加速と呼んでいます。

皆さんも加速して仕事を早めに切り上げて温泉で自律神経を整えましょう!

制作進行はアニメが好きなら楽しくやれる!
環境選んで、仕事は加速!

まとめになりますが

結論

制作進行の仕事はアニメが好き!アニメの仕事に興味がある!
そんな方なら大いに楽しめる仕事だと思います。
その分独特な大変さもありますが、自分に合った環境、会社を選んで無理しないように!
合わない環境はすぐに変えましょう!
プライベートが作れない、時間がないそういった悩みが出るのは環境が自分に合っていないから
せっかく好きを仕事にしようとしたのに嫌いになっては意味がありません。
自分に合った環境で仕事は加速
勿論なれないとシンドイコトはあると思います。
そういう時には、あえて温泉に入ったり、趣味に時間を使ったり頭を切り替えることが大事です。

この記事を見ていただいたアニメ業界に興味のある方に、今後も情報発信していきたいと思います。

ではまた!

コメント

タイトルとURLをコピーしました